最近、
Freedom Betrayed: Herbert Hoover's Secret History of the Second World War and Its Aftermath
という本にハマっている。

日本はかつて戦争で悪いことをした？
愛国はいけない？
靖国神社は参拝してはいけない？

ベビーブーム世代は、どれだけ私たちに自虐的なことを植え込めば気が済むのだろうか？
それに対して答えが欲しかった。
ただそんな漠然としたちょっとした興味で読み始めてみた。

約1000ページの本で、読み進めてやっともう少しで100ページくらいになる。
取り憑かれたようにこの本に読みふけっている。
一番の理由は、日本人が歴史の授業で教えられてきたこととは随分違うことが書いてあるからだ。
日本の艦隊がハワイに接近していることを、アメリカ政府は知っていた？
日本が再三打診していた和平交渉をアメリカ政府は意図的に無視していた？
当時の大統領は真珠湾攻撃を現地部隊に知られないよう命令していた？
1945年までには、アメリカ政府内においてアメリカ人共産党員が大量に要職についていた？
アメリカ人共産党員が政府内の情報を片っ端から旧ソビエトに漏らしていた？
終戦後、アメリカ政府内では何万人という共産党員があぶり出され、解雇されていた？

ショッキングな内容ばかりだ。
もちろん、おびただしい数の参考文献や大勢の聞き取り調査が記録されている。
そもそも、元アメリカ合衆国大統領が書いた回顧録である以上、リアリティが違う。
まだ読み進めてみないと結論を出すのは早いのは分かっている。
でもジワジワと頭に浮かんでいる疑問はある。

日本が戦ったのは、限りなく　共産主義に偏っていたアメリカ　だったのだろうか？
終戦後の占領統治下にあった日本は、共産主義に染まりつつあるアメリカのもとで現憲法を作ったのだろうか？
日本の社会主義化は確定路線だったのだろうか？

謎は深まるばかり。