考え方次第というか、
受け取り方次第ともいえること。
日本人は　歌詞　や　キャッチコピー　に積極的に　外国語　を取り入れたり、
外来語　により　表現　や　感受性　の幅を広げたり、
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンやヨガといった　他国の文化　や　宗教行事　まで取り入れたり、
まるで　日本人に何の　信仰心　もないように　受け取られてもおかしくはない。
ただし、　商業主義　という言葉は　社会主義　という言葉を持ち出すのと同じくらいのことで、
誰かお世話になっている人に　贈り物　をしたいという　気持ち　は尊いものだ。
贈り物　を受けとって　嬉しくない人などいるはずもない。
商業主義　というものが仮に存在し、　物を贈りたい気持ち　が抑圧されるならば、それは　自由　を侵害している。

むしろ、日本人には　揺るぎない　仏教　又は　神道　に対する　信仰心　があるからこそ、
その行事が　他宗教　のものであっても　分け隔てなく　取り込むことができるのではないだろうか？
他宗教　によって　日本文化　が浸食されていると受け取るのも　自由　だが、
揺るぎない　信仰心　が日頃の行ないに　調和　しているからこそ、　他　を受け入れる　懐の広さ　が生まれるのではないだろうか？
善悪の道徳心であっても、　仏教　や　神道　のそれは、　ユダヤの教え　にも通ずるものがあるし、神道や仏教の神々が　ヒンズー教　の神々とも繋がっているところも興味深いし、　イスラム教　の教えに通ずる部分だってある。
ようするに、　日本人にとって　善　と　悪　に関する　価値観　というのは、　善　がなされるかどうか　とも見ることができる。
時代劇一つとってみても、　子どものアニメを一つとってみても、　勧善懲悪　を説くスタイルは共通している。
仏教　や　神道　といった　宗教名　をあえて明らかにしない　奥ゆかしさ　も感じる。
善光寺　の　誰でも平等に受け入れるというスタンスからもみてとれるように、
もはや宗教を超越し、　善　がなされるかどうか　という　道徳観　一点　を貫いているように思える。

善　がなされるかどうか。
今後とも規範の礎にしたい。