どんなに情熱があっても、相手が求める水準にスキルが達していなければ認められることはない。
よく芸能人が何かの賞を受け取るときに、夢をあきらめないで、とか、自分を信じて頑張れば何とかなる、とかいう内容が語られる。
これらのメッセージは、よくよく考えてみると、やはり当人が求められる水準にスキルが達していたからこそ何かの賞を獲得できたにすぎない。
無い　ものを　ある　というのは　嘘　だ。
十分なスキルが伴っていない状態で　自分はできる　と自己啓発したところで、それはただ単に自分自身を騙していることに他ならない。
情熱は、幸せ　と似ていて、結果的に　気づく　類のことであって、それ自体をスキル向上に応用する性質のものではない。
情熱　という言葉で　今の自分を客観的に見ることができなくなっていたら、要注意だ。
スキル向上はあくまで日々の習慣化した訓練を続けた結果だ。
そのスキルが、求められる水準に達していそうか否かを客観的に見れなくてはならない。
我々が誤解してはいけないのは、　情熱　によって何かが達成されたわけではなく、
あくまで　十分なスキルが認められた　先に夢が開けるということだ。