2020年02月09日
ガラスとは

小学1年生の生徒たちが、ガラス製のものを平気で蹴ったり叩こうとしていた。
ガラスに対して全く危機感というか、割れたら危ないということがわからないのだろうかと不思議に思った。
聞いてみると、
ダイス 「ガラスが割れるのを見たことある?」
子ども達「ない。」
という意外な答え。
そうか、この子達はガラスが割れるとどうなるか知らないのか。
どうりでガラスに突っ込もうとするわけだ。
そこで、教室のキッチンに乾かしてあった タバスコ の小瓶を玄関で実際に割れるところを見せてあげることにした。
パリーン!
子ども達が目をまんまるにしてじっと破片を眺めている。
そうだよね。
生まれてはじめてガラスが割れるのを見た子ども達。
そういうリアクションなんだね。
内心驚いたのは、 タバスコ の小瓶って、あんなに飛び散るんだってこと。
自分が生まれてはじめてガラスが割れるのを見たのはいつだったんだろう?
コップがテーブルから床に落ちた時?
地域の廃品回収の時に瓶を落とした時?
全く思い出せない。
でも、子ども達がガラスが割れるとどうなるかを実際に見て知ったこと。
この体験は決して無駄にならないと思う。
ふざけてガラス戸に頭から突っ込んだら命に関わる。
もし今後日常からどんどんガラスを扱う機会が減っていってしまったら、娘達にもいつか見せてあげよう。
お皿を割ってみたり、
コップを落として割ってみたり、
小さな瓶を割ってみたりしてみよう。
子どもを危険から遠ざけようとするあまり、その危険を子ども達が危険だと認識できないという弊害もあることを改めて知った。