2020年02月23日
平等の位置

公務員 と 一般企業従業員 の 平等 は異なる。
公務員は 結果が 平等 であり、
一般社員は 平等 から始まる。
平等 には 結果の平等 と、 機会の平等がある。
つまり、 結果が同じ になる場合と、 チャンスが平等 になる場合だ。
一般的に チャンスが平等で 結果が同じ になることは考えづらい。
言いかえれば、 スタート地点 と ゴール地点 が一緒ということなので、
あり得ない状況ということになる。
「一般的に」または「仕組み上」、努力の度合いに関わらず 結果が同じ になる公務員が考える制度には、多かれ少なかれ結果の平等が基礎となる。
自由経済の中に存在する企業は、 チャンスこそ平等だが 結果は努力や工夫次第だ。
政府の力が強くなり過ぎると、 結果の平等 を強要されるため、 努力や工夫が 結果に反映されづらくなってしまう恐れがある。
我々には純粋に 2択 を迫られている。
頑張っても頑張らなくても 結果(賃金など)が一緒 のキャリアと、
同じスタート地点から個々の頑張りによって 結果に優劣の生じる キャリアだ。
フェア とか 平等 という言葉に 特定の意味はないに等しい。
100人が100人、 100円 の報酬を得る社会において、 10,000円 の物は売れない。
一方で、個々の頑張りの差によって 報酬に差が出る社会でのみ、 10,000円 の物が売れる。
自由競争 、 自由経済 の世界だからこそ 後者 が存在する。